2022年01月18日

なぜ「つらさ」が消えないのか

道

「自分を否定されること」が、あなたの「つらさ」の原因です。
では、なぜその「つらさ」は消えないのでしょう?

小さな癒しを繰り返し施しても「つらさ」が消えずに何度でも戻って来てしまうのは、
「自分本来歩くべき道」見えていないからです。

よく人生は登山にたとえられます。
山に登るには、地図が必要です。
今自分はどこにいるのか、めざすゴール(頂上)はどこにあるのか、
そしてゴールにたどりつくためにはどの道を歩めばよいのか。
それらを知ることが、地図を持つ目的です。

ゴールがわかっていて、そこへの道筋を示す地図があれば、途中で険しい岩場に
入ったとしても、それ自体はひとつの道程にすぎません。

地図がなければ「こんな厳しい岩場は越えられない、もう無理だ」とあきらめて、
そこで引き返してしまうかもしれません。

しかし、地図があって山頂の位置がわかっていれば
「この岩場はもうすぐ終わる。ここさえ乗り切ればゴールがみえてくる」と、
もうひとがんばり出来るのではないでしょうか。
「自分本来歩くべき道」が見えてないというのは、地図がない状態なのです。

地図があり、「自分の本来歩くべき道」がわかれば、
たとえ今の状況が理不尽だと感じても、あるいは自分を否定されたとしても、
心を穏やかに保ことが出来ます。それらが一つの道程にすぎないとわかるからです。

心に地図をもちましょう
「今の状況はつらいけれど、将来の自分にとって(山頂というゴールにたどり着くために)
必要なことなのかもしれない」と思いいたるいたることができたとき、
「つらさ」は消えます。

いつ終わるかわからに、どこに向かっているのかわからない嵐の中で
自分をはげましてつらさに耐え続けるのと
「このつらさは正しい道の途中にあるイベントの一つにすぎない」
と思って対処するのとでは、心のあり方に天と地ほどの差が出るのです。

地図があれば、だれかに振り回されても、否定されても、評価されなくても、
なによりあなた自身が、その状況に意味を見出すことが出来るようになります。
自分の味方が自分自身であること。それはなによりも心強いはずです。

「本当に自分が歩くべき道」とは「本当の幸せとは?」という問いと深い関係があります。
というより、ほとんどイコールでもあります。
なぜなら、本当に自分が歩くべき道をみつけた人たちは、例外なく幸せになれるからです。

でも残念なことに、その道が見えている人は、この世にはほとんどいません。
地図もたずに歩くことほど、つらいことはありません。
しかも、多くの人が地図の大切さにすら気が付いていないのです。


なぜつらさが消えないのか

つらいのは、
自分の正しい道がわからないから


小林芙蓉著 「水のように生きる」より




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